威風堂々

春から社会人

好きなアニメを紹介する回① けいおん

今日から春休みに入りました、めでたい。まあ二回生以降の法学部の専門の試験は一週間遅れなので次からは長期休みのスタートが一週間遅くなります、悲しい。

さて、気が向いたときに好きなアニメを紹介するブログを書こうと思います。誰が得するんだってブログばっかり書いてますが、ブログ紹介にちゃんと自己満って書いてるので需要がなくても書くんですよ。

初回はやっぱりけいおん!について書こうと思います。Twitterでもことあるごとに「けいおんを見ろ」って言ってるので、それで見てくれない人はブログを読んでも見てくれないと思うのですが、まあとにかく社会現象を巻き起こした良作ですし、私の価値観を大きく揺るがした作品なので見てほしいわけですよ。

このアニメ、原作はまんがタイムきららで連載していたかきふらい先生の4コマ漫画なんですが、ぶっちゃけるとよくこの原作でこんな最高の作品を仕上げたなって感じです。さすが京都アニメーションというところでしょうか。京アニは絵もきれいですしヒット作をどんどん出しているので個人的には大好きなんですが、アニメ化の時には原作が大きく変更される傾向があるので原作ファンには微妙なところです。けいおんも原作からかなり変更がされています。

監督は山田尚子さん、けいおんのほかにたまこまーけっとや、映画だと聲の形リズと青い鳥の監督もされています。私は聲の形もぼろ泣きしてるのでこの人にはいつも泣かされている気がします。山田尚子さんのすごいところはやっぱり微妙な心情の描写ですね。繊細な心の揺れ動きをセリフや情景に自然に落とし込むのがめちゃくちゃうまいんですよ!私は男なのでわかりませんが女性ならではの女の子の心情の描き方をされているという話もよく聞こえてきます。そうした描写一つ一つがものすごく効果的に感動を与えてくるんですよね。見終わった後の「ありがとう…」という気持ちになる作品に関してはこの人以上の監督に出会ったことがありません。

 

ストーリーとしては今まで何かに打ち込むことがなかった主人公平沢唯が勘違いから軽音部に入って仲間との交流を深めながらバンドにのめり込んでいく様子を卒業まで描くものです。

初めてこの作品を見たとき2期21話の文化祭回をはじめ、何度もぼろ泣きしたのは当然なんですが、こんな青春を味わいたいなという気持ちで満たされました。まあそんな青春はどこにも転がっていなくていつの間にか高校を卒業してもうすぐ大学1回生も終わろうとしているわけですが。それはともかくとしてこの作品は本当に私の価値観を揺るがしました。まずこんなに素晴らしい作品があるのかと感銘を受けて、アニメにのめり込むきっかけになりました。現在私は声優が大好きですが本をただせば、この作品からアニメにのめり込んだのがきっかけなので、今こうしてキモオタをやっているのもけいおんのせいかおかげかってことです。この作品がなければ私は女性声優に黄色い声援を飛ばすオタクになっていなかったかもしれません。

あとこのアニメを見たから楽器を始めたわけではないんですが、少なくとも続ける理由の一つにはなっています。当時けいおんを見てバンドを始める人が本当に多かったらしいですね。それほど社会現象になったわけですが、では私もバンドを始めたかというと、弦楽器は弦楽器でもクラシック方面の楽器を始めました。ここに因果関係はないんですが、今楽器を続けているのは平沢唯のたどり着いた仲間と音楽を作り上げる楽しさ、引退の時に大号泣できるような、そんな地平にたどり着きたいからというのもあります。

というわけでこの作品の良さを言葉で語るのは限界があるのであまり語らないんですが、これは実際に見てこの感動を味わってほしいです。私は未だにこの作品を超えるアニメは見たことがないです。今年で放映開始10周年ですが本当に色あせない作品だと思います。