威風堂々

春から社会人

魔法少女はなぜ、少女でなくてはならないのか?

アマゾンの奥地を訪ねたので個人的な見解を書こうと思います。このテーマ、Googleの検索候補に出てくるくらいなのに調べても明確に考察している記事がないんですよね。

Wikipediaには「魔法少女」という項目があるくらいで(しかも結構文量がある )、

魔法少女 - Wikipedia

現代においては魔法少女というジャンルはすっかり確立されています。古くは1960年代の魔法使いサリーひみつのアッコちゃんから、現代に至るまで、最近だとプリキュア(特に少し前に魔法つかいプリキュアがありました)とか深夜枠だと魔法少女サイトなんてのもアニメ放映されてましたね。今も魔法少女特殊戦あすかなんてのが放映されています。

なんでこうも魔法を使うのは女の子が多いのかというのは疑問に思うんですが、とりあえずメタ的な理由から考えると、単純に「そっちの方が人気が出るから」ってことでしょうね。当然、制作サイドは受けるアニメを作らなきゃいけないわけで、その上で魔法少女という確立されたジャンルは扱いやすいんじゃないかと思います。リリカルなのはまどマギと言った超人気作もありますしね。あと普通に男が魔法を使っても誰が対象なのか分かりにくいですね。私が男だからそう思うのかもしれませんがアニメを熱心に見てるオタクって男の方が多い気がしますし、男受けを狙ってかわいい女の子が魔法を使った方がいいって話でしょう。男が童貞のまま何歳かになると魔法使いになる()なんてネタもありますが、それは魔法アニメというより時間停止系のエロ漫(自主規制)

 

で、ここからが個人的に出した結論なんですが、キーワードは「処女性」だと思います。中には処女を忌み嫌って破瓜させてから結婚させる民族なんかもあるらしいですが、ヨーロッパで言えば聖母マリア信仰に代表される、処女崇拝の風潮です。カトリックでは修道女になって純血を守ったまま信仰に身を捧げる人も未だに存在するらしいです。ギリシア神話にもアルテミス、アテナ、ヘスティアの処女神が登場します。現代日本においても巫女の処女性みたいなのは想定されるところであり、古くは古代日本の斎宮に未婚女性、つまるところ処女が任命されたところから来ています。処女というのは昔から宗教的に神聖視されてきたものだと言うのは確かでしょう。

更にこれは魔法少女達の年齢よりは低い年齢の話になりますが、子供の神聖性という議論もあります。日本には「七つまでは神のうち」という言葉が存在します。つまり、7歳までの子供はまだ完全に人間ではなく、神や霊など、超自然的なものの側にいるという考え方です。7歳までは生死が安定せず、直ぐに神の元へ帰ってしまうという価値観ですね。また子供は超自然的なものと関係を持ちやすいというのもあります。これはよくジブリ映画でも描かれるので想像しやすいところではないでしょうか?そうでなくても小さい子供に何か不思議な力がありそうというのは少なくとも私は何となく感じたことがあります。言いたいのは幼さの中の神聖さです。

この2つから考えるに未だ幼い少女は神聖視される存在で、魔法少女という全能感を持つ、言ってみれば神にも近いような神聖な存在と親和性が高いから、魔法使いは少女でなければならないのではないかと私は考えています。

このテーマ意外と掘り下げられそうなのでレポートの一つでも書けそうなので誰か仕上げて私に見せて欲しいですね。