威風堂々

春から社会人

なろう小説を読んだ訳だが

土日月と空き時間をひたすら費やしてなろう小説を1個読んでしまった。なろう小説は書籍化してるものも多いのだがWeb版も公開し続けているのが嬉しい。なろう小説はリゼロ、オバロを一部Webで読んだことがあるくらいだったが、ちゃんと読み切るのは初めてだった気がする。元々アニメ開始のちょっと前に前評判を聞いて興味を持ったのがきっかけだが、アニメもまだ3話だけなのに何処かのスマートフォンと違ってもうかなり面白い。『転生したらスライムだった件』略して転スラ、なろうでトップレベルに面白いとは聞いていたがめちゃくちゃ面白かった。個人的に異世界転生もの、主人公無双ものが好きなのでどストライクだったのもあるが300話、換算すれば────書籍化分はまだ13巻だが────恐らくラノベ20巻分は下らない量を一気に読むほどには面白かった。(そのせいで土日は決められたこと以外は何もやっていない)幸いというべきか、もう続きが読めないのを残念がるべきか、この作品は完結しているので読み切ったあとはいい作品を読んだ後に訪れる喪失感と満足感に包まれた。ドイツ語の授業中に。

内容も当然面白いのだが、作者の文章の書き方が上手なのだ。個人的にラノベ作家に限らず、純文学でもない限りはいかに日常回、幕間、外伝といったものを面白く書けるかで作家の腕が分かると思っているのだが、その点この作品はそこも完璧だった。本筋を進めつつ、日常回を入れていく。個人的に言えば日常回の方が好きだったくらいだ。

ラノベも含めて小説なんて最近は全く読まなかったのだが、久しぶりに物語のある文章を読んで興奮してしまったし、やはり本というのはすごいなという気持ちにもなった。何よりこんなに面白いラノベが転がっているんだからなろうをもっと漁るのもいいと思う。ただ、今回わかったのは1度読み始めてしまうと読み終わるまで何も手につかなくなってしまうような状態に陥るので時間がまとまって取れる時にしか読むべきではなさそう。くそぅ、夏休みに読んでおくべきだったか。それにしても自分の一度熱中すると周りが見えなくなって没頭してしまう癖は消えてないこともわかってしまった。最近そんなことなかったから治ったのかなと思っていたのだけどまあ人はそう簡単に変わらないもんですね。

↓転スラのWeb版のリンク貼っておきます

https://ncode.syosetu.com/n6316bn/