威風堂々

春から社会人

好きなアニメを紹介する回③ 魔法少女リリカルなのは

やべーアニメ。大好き。初回放送は2004年ということで今年で15周年ですが、去年も新作映画が公開されたほどの長い人気アニメです。無印、A's、StrikerS、ViVid、それに外伝的にViVid Strike!、あと映画が何本かあります。といってもこんなに長くやってると最早「魔法少女リリカルなのは」なのに魔法というより格闘戦してるし、なのはは少女ですらないし、挙句の果てViVidとViVid Strike!の主人公はなのはですらありませんという酷いタイトル詐欺。全部見るのは大変だけど禁書と超電磁砲全部見るよりは楽ですし…

個人的にアニメに何かメッセージ性を求めて見るタイプじゃないんですが、なのははとにかく「真っすぐ在ること」をテーマにしている気がしますね。このどストレートさも好きな所以です。シリーズが多いのでまとめて語るのは間違ってるでしょうし一つずつ書いていきます。(といってもこの作品はネタバレ要素が大きすぎるので個人的な感想くらいしか書けませんが…)

 

⑴無印

フェイトとなのはとの戦いを描きます。なのはが小学3年生で偶然魔法に出会って魔法使いになってからジュエルシードの事件の終結までを描きます。ひたすらフェイトに対して真っすぐ向き合おうとするなのはの姿勢が感動的です。なのはのリリカルマジカルっていう呪文はこの作品でしか言ってないのに永遠にリリカルなのはですね。リリカルなのはの原点かつ親友との出会い、全ての始まりです。

 

⑵A's

神作。個人的にリリカルなのははやっぱり少女なのはの物語だという気持ちがあるので無印とA'sが好きですね。それを抜きにしてもよく作り込まれたシナリオと騎士たちの思いはとても感動的です。個人的にはシリーズ最高傑作だと思います。

 

⑶StrikerS

なのはたちが一気に19歳までなって正式に時空管理局所属になります。この作品のなのはは達観しすぎているし、なのはよりもその教え子に焦点が当たっているので最初は正直「なんだこの駄作」と思いましたが、見ていくうちにやっぱりなのはたちの真っすぐさ、それに10年の成長が見られるいい作品だなと思いました。教え子たちにスポットが当たる部分も人間ドラマとしてよくできています。この作品だけ2クールです。

 

⑷ViVid

8年越しの新作テレビアニメ!といっても主人公はヴィヴィオちゃんに代わりますし、実質格闘少女になってますし、絵柄もすっかり変わってますし、なにより前3作と打って変わってハートフルコメディみたいになっています。別作品として見るべきなんじゃないでしょうか。ヴィヴィオちゃん可愛いぺろぺろ。以上です。

 

ViVid Strike!

ストーリーは格闘技をメインに据えた別作品として見れば普通に良かった。ただなのはもフェイトもその他の人々も全く出演しませんので少し寂しい。あと4話の衝撃はある意味伝説になった。この作品の構造って違いはあれども根本的にはシリーズ1作目のなのはとフェイトの関係を明らかになぞってますよね。そう見ると温かい気持ちになれます。個人的にこの作品はFuture StrikeStarry Wishっていう強い2曲を生み出したのが最大だと思います。主人公格が田村ゆかり水樹奈々から水瀬いのり小倉唯に代わるという見事なキングレコードの世代交代です。

 

シリーズ単体で見ても普通に面白いし完結しているので全部見ようとするとアニメだけで80話近くある長い作品ですが、気軽に見てほしい名作です。少なくとも無印とA'sは絶対に見るべきです。現在までたくさん生み出されている魔法少女アニメの金字塔といえるでしょう。魔法関係の設定もさながら、人間関係に焦点を当ててもかなりの名作なのでぜひ見ましょう。自信を持ってお勧めできます。