威風堂々

春から社会人

人の心を動かす文章が書きたい

こんな時間ですけど文章が書きたくなったので。日本ってやたら教育の中で感想文を書かせるじゃないですか。読書感想文しかり、中学生までは行事の後は毎回感想文を書かされていた気がします。日本人が論理的な文章を書けないのってそれに起因するところもあると思うんですね。小学生の頃からふわっとした感想文ばかり指導してきて論理的な文章の書き方は指導されない。それで急に論理的展開がーとか言われても無理なわけですよ。

 

話がそれました。持論ですが小説とかで人の心を動かすのって比較的簡単だと思うんですよね。創作はその文章自体がいわば何かを伝えようとして書かれた大元の一次創作だから。比較的簡単だというだけで絶対的に見たら難しいに決まっているので軽視しているわけではありません。じゃあ何と比べてかっていうとまさに感想文です。感想文自体が一次創作の場合もありますが、大体の場合は何か出来事があって、それを描写してそれについての感想を書くのがスタンダードです。これに関して二次創作という言葉が適切かは分かりませんが、これって一歩間違えば出来事のコピーでしかなくなってしまう訳で(それこそ、「今日は運動会がありました。楽しかったです。」みたいな中身のない文章はいわば大元の運動会という事実のコピーでしかないわけです。)、そこに自分の感想を盛り込んで新しい作品として仕上げなければいけない分感想文というのは難しいと思うのです。しかも先程の例のように「楽しかったです」では駄目。感想文という物自体が人に自分の感想を伝えるためのものなので、いかにその当時の自分の気持ちを臨場感を持って、相手に共感してもらって伝えられるかが全てです。

 

で、そのためにはどうすればいいかっていう話なんですけど私にもさっぱりわかりません。でもやたら人の心を動かす文章を書く人っているじゃないですか。私が声優のオタクなので声優のことしか分かりませんが、例えば夏川椎菜さんであったり、河野ひよりさんであったり。これは声優さんに興味のない人もブログとかで1度読んでみて欲しいんですが彼女たちの書く文章ってすごい心をゆさぶってくるんですよね。こう言ってはなんですが特別技巧的な訳でもないですし、日本語としてもっと正しい言い回しがあるだろうなと思う部分もあります。そういう意味でこれを文章力があるで片付けてしまうのは違う気がするんですよね。当然彼女達の経歴や背景を知っているからこその共感性が高い部分はありますが、それにしてもやはり彼女達の書く文章は何かが違う。感情を露わにして書いている傾向は強いのですが、それだけでいい文章になる訳もなく。なんなんでしょうね。それも含めて文才だと言われてしまえばもう何も言えなくなってしまうのですが、やりたい事をやっている人が不安も喜びもそういう部分を全てさらけ出して書いた文章は人の心を動かしやすい気がします。

 

身の回りにもやたら文章が書くのがうまい人っていませんか?私の周りにもいます。これって結局頭の良さじゃないんですよね。意外な人が文章を書くのがうまかったりする。私は文章を書くのは好きですが面白い文章も感動的な文章も書くのはあまり得意ではないので羨ましいです。

 

私はちょろいオタクなので割と心は動きやすい方だと思います。もらい泣きもよくしますし、やっぱり共感性が高いんでしょうかね。だからこそ自分もそういう他人の心を動かせるような文章を書きたいなと思いますし、そういう文章を書ける人を羨ましく思います。1本くらい短編小説でも書いてみたら何かが掴めるんでしょうか。構想は無くも無いんですが結局めんどくさくてこうやってたまにブログを書いて満足してしまうので駄目ですね。とりあえず私は意識をもう少し高く持つことから始めた方がいいです。