威風堂々

春から社会人

ポケモン映画を見てきた

帰省して暇だったのでポケモン映画を見てきました。Twitterで割と評判が良かったので期待して見に行ったのですが正直な感想を言うとがっかりしました。まずストーリーが安っぽい。サトシが「ポケモンパワーだ!」とか言い始めた暁には「はあ?」って感じだった。アローラ地方のサトシはカロス地方から一転してただの10歳のクソガキなので見てて結構うーん…となる。実際サトシも含めて各登場人物の事情は全く共感できなったし正直は?って何回もなった。そういうのがアローラ行ってからポケモン本編を見るのやめた理由なんですが。一番良かったのは最後にミュウツーの逆襲のリメイクが発表されたところですかね。あれは胸熱でした。来年はすぐに見に行こうと思います。総括すると正直伝説ポケモンが大怪獣大戦やってくれる映画の方が個人的にはまだ見ごたえがあった。今作はつまらなくはないのですが何より何がしたいのかよくわかりませんでした。

今はもうやっていないのですが私はポケモンのヘビーユーザーでした。ルビー以降の本編ソフトはORASまでは全部買っていましたし、アニメもホウエン地方からカロス地方まで見た。当然映画も全作見ました。リアルタイムで見たのは確か2003年のジラーチが初めてだったと思います。今調べてて愕然としました。ジラーチを見たのは4歳の時か…15年前か…時の流れは速いですね。この頃のポケモン映画は名作ぞろいでしたね。ミュウツーの逆襲をあげるのはベタですがやはり考えさせられる不朽の名作だと思いますし、ルギア爆誕も面白かった。結晶塔の帝王もやはりシリアス展開ですし、セレビィ、ラティetc…と主役ポケモンをあげるだけで当時のわくわく感がよみがえってきます。昔のポケモン映画は割とシリアス展開が強めで決して見やすい映画とは言えませんでしたがそれが逆に名作と言われる所以だったでしょう。そうですね、ルカリオあたりまでだったでしょうか、まあ一旦きりがいいのでマナフィまでとしておきます。DPあたりからポケモン映画が大怪獣大戦になっていきました。〇〇VS△△VSダークライみたいなテンプレ化していまだにTwitterで使われているあの映画から何かがおかしくなっていったような気がします。個人的にはシェイミの映画は好きですけどね。ポケモンというコンテンツが本来誰向けを意図されているのかがあまりわからないのですが、DPからは確実に子供にターゲットが向けられるようになったのを感じました。サトシが伝説(幻)ポケモンと出会う→敵が現れる→いろいろあって大怪獣大戦勃発→解決というのが定式化した流れでした。そこに特にメッセージ性はないような気がしました。まあそんなマンネリを解消するために去年から毛色を変えてきているんでしょうが。。。(ちなみに私は去年は受験生だったこともあり初めてポケモン映画を見ませんでした)。懐古厨と言われてもしょうがないですがこれから初期のポケモン映画を超えてくる作品が現れるとは到底思えません。今年のはちょっと期待していたんですがやはり薄っぺらい感じがしました。所詮子供向け映画と言えばそうですしそこにメッセージ性を求める方が間違いなのかもしれませんが、やはり私はミュウツーの逆襲から受けたあの衝撃を、結晶塔の帝王に見た親子愛を、七夜の願い星に見た絆を忘れられません。もう一度ポケモン映画が素晴らしい作品を生み出してくれることを心の隅ではずっと願っております。

ちなみに読んでて分かったかもしれませんが私の最推しポケモン映画は結晶塔の帝王ENTEIなのでよかったら見てください。ミュウツーの逆襲と水の都の護り神ばかりが注目されがちですがどれも名作ですよ!