威風堂々

春から社会人

文系とは

私は高3のカリキュラムが大変そうってだけで理系を避けて、文系を選びました。自慢に聞こえそうで嫌なんですが、私は二年次までの化学や物理、数学は苦手どころかむしろクラスでもトップクラスで得意な方だったので理系の道も全然ありました。オールマイティーにできたし、これと言って将来の夢もなかったから何となく文系にしたんです。で、文系の中なら一番就職につながりそうな法学部に決めた、というか決めさせられた。まあ当時の私は哲学の道は最初から閉ざされていたので、他にやりたいこともなかったしそれでいいかあなんて思ってたんですが。

で今。法学部に入って学んだことと言えば自分に法学は向いていないということだけ。知的財産法とかは面白いと思ったんですが、刑法や民法、商法など大事な方の分野が面白いと思えないので致命的。入学前は夢もなかったからまあ学びながら法曹とか国家総合職とかの道を進むのもありかと思ったんですが、法学が向いていないのに法曹になれるわけもなく、国家総合職もブラックな話しか聞こえてこず萎えて、でも社会不適合だから一般企業に就職して営業をするのも無理。研究職とか報われないし、そもそも文系の研究職って何するんだって感じだし。

その点隣の芝が青く見えている部分も否定はしませんが、理系の人はどうにも転べそう。あと本当にやりたいことをやっている感がある。数学、化学、物理、とても楽しそうです…大学入ってみないと本当に自分が何がやりたいのかに気づけなかった。愚か。

そもそも大学の専門科目レベルでも文系科目って高校までに積み上げてきたものをほとんど使わないなって思ったんです。でも理系は高校化学、物理、生物、地学、数学の基礎があってさらに一段階上に進んだ学問をしている感がある。そうすると文系の私的には「今まで学んできたものは何だったんだ」「結局受験のための勉強だったんじゃないか」と思ってしまいます。実際一般教養レベルでも、文系向けの科目は理系でも取れる気がしますが、基礎のない文系が理系向けの科目をとっても単位は来ないと思います。

誤解を恐れないで言えば文系の学問って新たなものを何も生み出さないんですよね。理系ならば研究で世の役に立つものを作ることも出来る。でも文系は?強いて言えば理系の作ったものを搾取すること?

確かに法曹とかは社会の役に立っているかもしれない。でもそれは問題が起きるからこそ必要な仕事。例外はあるんだと思いますが、理系が作った土台がないと何もできない文系がほとんどだと思います。そんなだから真っ先に学徒出陣させられるのも文系だったんだよ。でも世の中を牛耳っているのは文系。ここに社会の矛盾を感じる。

 

一個人の意見なのでかみつかないでほしいのですが、まあまとめると文系に進んでみて文系の存在意義を見失っています。一部の職を除いたら文系が存在する価値って本当に何もない気がする。理系で代用が聞くどころか上位互換にすら思われる。

何日か前にTwitterで話題になってた「半分、青い。」の鈴愛ちゃんのセリフ、「私には何もない!」今本当にそんな気分。この朝ドラ最近まで見ていたが、見るのが辛くなってやめてしまった。本当に報われないんですもん。私もそう、頑張っても行く先が見通せない。やりたいこともわからない。真面目に学問している人に申し訳ない。

高2の自分にアドバイスできるのなら悪いことは言わないから理系にいっとけと言いたい。まあ今更どうにもならないので前も書いたけど自分は自分のできることをやるしかないですよね。有用性の観点からも、自己肯定感を高める意味でもプログラミングでも学ぼうかと思ってます。

と、期末試験の勉強から逃避しながらこんなこと書いてるんですけどね…とりあえず単位取らなきゃ…頑張らなきゃ…(´;ω;`)