気づけば22社会人
学生生活が終わるまでもう1ヶ月を切っています。早いものです。
バイトを辞める前の話ですがこの間店内放送でmiwaの「春になったら」がかかっていました。
確か携帯会社のCMソングだったはずなのですが私は当時この曲がかなり刺さり、よく歌っていたのでその光景と共に未だに思い出せます。だからこそ久々にこの曲を聞いて思い出した光景が小6だったことにびっくりしたんですよね。もう10年前の曲らしいです。当時miwaは新進気鋭のアーティストって感じでしたがそりゃ30にもなるし結婚もするわ。
最近は「これが〇年前か…」と驚くことばかりです。この間書きましたがバイト先に入ったのももう3年前だし大学の4年間がもう終わることも本当に信じられません。
誰にも共感して貰えないのですが、私はセンター試験辺りから実際に自分が体験しているという実感がなんとなく薄いまま生きています。言葉で表現するのは難しいのですが、なんとなくセンター試験を受けるのも、大学に入るというのも遠い未来のことで自分のことだという感覚に乏しいんですよね。それは実際に体験した今でも同じです。未だにセンター試験は予備校のCMの中で受験生が受けているものだし、大学生というのは遠いものに感じます。別に誰か他人の人生という感覚では無いのですが、この4年間くらいは自分のことを俯瞰しているような気でいます。
それは社会人になる、ということも当然同じで、あと1ヶ月を切った今でも社会人になるという実感がありません。
それこそ10年前は小学生で、社会人になるということは遠い未来のことで訪れることがないとまで感じていました。でも10年なんてあっという間にすぎてしまった。これをもう一度繰り返せば32歳になってしまうわけです。
社会に出るという実感はありません。4月からも今まで通り京都にいて大学に通いながらバイトを続けているイメージしか持てません。でももう引越しも昨日荷物の運び出しが終わり、京都を離れる時が近づいています。徐々に現実を突きつけられています。
ふわふわした感覚で生きているから自分の向かう場所もよく分からないしそういう4年間だったんじゃないかなと、ここ最近考えていて思いました。いい加減地に足をつけたい。どうしたらいいんでしょうかね。これは多分青年期の発達課題であるところのアイデンティティの確立に失敗した、アイデンティティの拡散なのかもしれません。青年期をオタク活動しかせずに過ごした結果、アイデンティティを確立できないまま社会人になる化け物が生まれてしまった。
私自身はそれなりに意思の強い人間だと自分を評価していたし周りからの評価も割とそうなのですが、結局のところ大事な場面ではうっすらと誘導されていた通りに生きてきたのかもしれないなと4年間で思いました。本当の意味で自分の意思を、アイデンティティを確立することが最初の一歩なのかもしれません。
その点では就職先選びはある意味成功だったのかもしれません。就職して、自分で自分の道を見つけて生きていく活路を見いだしていきたいですね。
できなかったらその時は終わりです。
まあ最初から後ろ向きなことを言っていたら駄目なのでとりあえず精一杯頑張りたいと思います。
サムネ用に載せた写真はこの間食べたケーニヒスクローネの「近日」というお菓子です。TrySailの麻倉ももさんが9月にツアーで神戸に来た時勧めていたのでずっと食べたかったのですがやっと機会に恵まれました。オタクって好きな人の真似したがるしそういう意味でもアイデンティティがない「何者でもない」存在なのかもしれません。オタクは青年期の発達課題を達成してないし未熟なままの子供ということで。泣きアニメじゃん。