威風堂々

春から社会人

フルーツバスケット

最近毎日ブログ書いてるので書く話があるうちは面倒くさがらずに毎日何かしら書きたいという気持ちになっています。ということで今日はアニメ、フルーツバスケットの感想です。

 

フルーツバスケット、1期がやってた頃からdアニメストアの気になる作品には登録してたんですが他に見るものがあったり忙しかったりして見れず、結局見たのは3期の最終盤の頃でした。初めはふーんという感じで見ていたのですが1期の最後の方からはもうボロ泣きを繰り返し、気づけば透に感情移入し、それはもう醜態を晒していました。

この間映画が公開され、見に行ってきたのですが、前半の総集編だけできっちりボロ泣きし、後半の新エピソードでもボロ泣きし、1時間半ずっと泣いていました。マジで1年分は泣きました。というか周りからもずっと啜り泣く声が聞こえてました。本当に見た方がいい作品です。

透は本当にいい子すぎるんですよね。これは視聴者だけではなく登場人物にとっても共通認識です。そんな子が恋をして、結ばれたいと思うのを応援しないという選択がない。

私は「月がきれい」を見て以来ラブコメじゃない純粋な恋愛アニメはどうも苦手で避けてきたところがあります(それでもフルーツバスケットを見たのは上田麗奈さん目当てです。上田麗奈さんの出演アニメの当たり率はエグい)。そもそも自分が全くそういうのに縁がないので本当に面白い時以外ちょっとひねくれて見てしまうところがあるのかもしれません。悲しい性です。

その点フルーツバスケットは多少のコメディ要素もありますが、それはおまけで本質はやっぱり純愛の少女漫画でしょう。そんな作品をここまで好きになったのは結局のところキャラ、特に本田透と夾君が魅力的だったことに尽きると思います。やっぱりこういう作品は時間をかけてしっかり掘り下げて描いてもらわないとダメなのかもしれません。

事実私が初めて見た深夜アニメは「四月は君の嘘」なのですが、あれも2クールでかなり良かった記憶があります。あれもラブコメと言うよりは純愛ですね。結局のところ質で勝負するような作品はやっぱり1クールじゃ足りないってことです。

その点フルバは5クールですからしっかり時間をかけて感情移入できました。本田透が笑えば私も笑い、本田透が泣けば私も泣き。私も夾君になって透君と人生を歩んでいきたかった。

 

私は気分が鬱屈とした時泣きたいタイプです。ただ何も無く泣くのは泣き終わったあと虚無感に襲われるのでなるべく映画などを見て泣きたいと思っています。これで気持ちがすっきりするとも限らないのですが、いい作品を見て泣いたあとは「明日から生き方を見直そう」みたいな結構晴れた前向きな気持ちになれることが多いです。

去年の7月に見たポンポさん、それ以前だと聲の形、バケモノの子、ここら辺は私の気持ちを救ってくれた映画です。フルーツバスケットの映画もバイトを辞める前で色々な気持ちで鬱々としてたところを本当に救ってくれました。

 

こういう視聴後に面白かったよりも先に、本当に見てよかったってなる作品はなかなか貴重なのでこれからの人生の糧にしていきたい作品のひとつでした。ありがとうございました。