威風堂々

春から社会人

京都東京高速バス談義

せっかく高速バスを利用する4年間を過ごしてきたので個人的な知見をまとめようと思います。基本的に京都と東京の間を移動する前提ですが、大阪や神戸、横浜など周辺都市でもある程度は成り立ちます。

 

1.乗車場所

東京側の主な乗車場所として挙げられるのがバスタ新宿と東京駅の鍛治橋駐車場でしょう。たまに池袋サンシャインとか秋葉原駅前とかその他もろもろもありますが基本的にはこの2箇所になるでしょう。

バスタ新宿Wi-Fiがある、屋内施設というこの2点だけで非常に優れています。建物やトイレも綺麗です。建物内にファミマもあります。

対して鍛治橋駐車場は屋外施設で待合スペースもろくにない欠陥施設です。特にこだわりがないならバスタ新宿をおすすめします。ただバスタ新宿はやたら混む点だけはいただけません。あと2つともの乗車地を通過する場合大抵は鍛治橋駐車場が先なので先に乗ってリクライニング倒したい、座席上の荷物置き場を優先的に使いたいという場合は鍛治橋駐車場の方がいいかもしれません。

 

京都側については八条口烏丸口の2パターンありますが大差ないので別にどこからでも乗ればいいと思います。烏丸口から出てるバスは多分全部JRバスなんじゃないかと思います。烏丸口の方が各地へのアクセスが少し便利なくらいか。

 

2.昼行か夜行か

目的によるとしか言いようがありませんが私は昼行の方が楽なので使える時は昼行バスを利用したいです。何せ夜行バスでは寝ることを強いられますし、することと言えば音楽を聴くくらいしかできません。それでいて高速バスはろくな環境では無いので満足に寝れずストレスが貯まります。昼行バスならWi-Fiが付いてることも多いです。更に大体ガラガラなので土日でもない限り確実に隣はいません。問題点は昼行の方が高い傾向があるくらいでしょう。そして着く頃には夕方なので宿を確保する必要があります。結果的にかなり高くなるかもしれません。

 

3.バス選びのポイント

①4列標準、4列足元広め、3列独立

大体はこの順に高くなっていく傾向があります。本当に金がないなら4列標準です。これなら2000円くらいからあります。安い時は2000円切ってたかもしれません。ただ足元が狭いというのは結構なストレスなので気をつけましょう。あと当然ですが値段が安いほど乗客の民度もクソです。まあ夜行バスなんか使ってる時点でみんなピンチケですけど。隣が臭い、うるさい、デブなせいでこっちまではみ出してくる、酒を飲み出す、ここら辺は経験があります。この世の終わりのような空間です。

個人的には4列足元広めをおすすめします。4列標準より足元や座席の横幅が少し広いです。価格帯は3000円くらいからです。

3列独立は諸説あります。私は一時期3列独立が至高だと思ってましたが、基本的に横に独立した3席が並ぶので席間が狭く、前の方の座席になると休憩中に降りる客にいちいちぶつかられたりします。自分の出入りもなかなかに不便です。それでいて価格も4000円くらいからなのであまりお得感がありません。強いて言うなら隣席ガチャを回さなくていい点は優れています。

②発車時間、到着時間

これは当然です。目的に合わせて時間を選びましょう。到着がバスタ新宿とかならWi-Fiもあるのである程度時間調整はできますが、朝5時に鍛治橋駐車場に放り出されると結構困ります。あと夜9時くらいがバスタ新宿が1番混んでる印象があります。この時間だと早めに着いても椅子に座れません。

③神戸が入ってるか

これはまあオプション的な感じですが乗降地に神戸が入ってないバスも多いため、神戸に行きたい人は神戸に行くバスに当然乗ります。神戸に行くバスは京都大阪にも停まるため結果的に混みやすい傾向があるように感じます。そもそも入ってなくても混む事は往々にしてあるのであんまり関係ないと言えばないです。でも隣席がいないという幸運の確率を少しでも上げたいなら避けた方がいいかもしれません。

④座席指定ができるか

窓側、通路側というのは個人の好みですが、私は窓側の方が好きです。基本的に私は休憩中は降りないので、自分が通路側の時に窓側の人が降りるとなると一度立たなきゃいけなくて面倒です。逆に通路側のメリットは気兼ねせず席を立てることです。そして走行中は足を投げ出せることでしょう。

乗用してるうちに自分の好みも分かってくるので座席指定ができれば自分で選択することが出来ていいですね。ちなみに体感ですが座席指定ができない場合、早く予約した方が窓側になりやすい気がします。あくまで体感なので気のせいかもしれません。

座席位置が前か後ろかということについては最前じゃなければいいと思います。最前は冬はめちゃくちゃ寒いしバス会社によっては最前だけ席が狭かったりします。まあ逆に最前だけ広い場合もあるのでこれはなんとも言えません。これについてはほぼ確実に予約が遅いほど前になる気がします。あとは下車地が早いほど前になる傾向もありそうです。

 

4.バス予約時期

コロナの時代においても夜行バスは利用客より運行数の方が多く、席はギリギリまで埋まらなかったりします。基本的にはギリギリの方が安くなることが多いのでこれはチキンレースになります。いつが1番安くなるか、いつまでなら席が埋まらないかの見極めが重要ですがこれは経験を積んでいくしかありません。ただコロナになってからは利用者が減ったのか昔より簡単になりました。

現在はどうかはわかりませんが3連休前日とかだと夜行バスですらかなり値段が高くなります。こういう場合では値段が高くとも早く埋まってしまう可能性があるのでお気に入りの会社があるなら例外的に早めにとる方がいいかもしれません。

 

5.個人的なおすすめ

場合によりますが、昼行ならWILLER、夜行4列ならさくら観光、夜行足元広め4列ならオリオンバスです。3列独立は経験が乏しいのであまり分かりません。使う時はJAMJAMライナーだったような気がします。

 

まず昼行のWILLERですが4列足元広めな上に安いです。この区間の昼行ならほぼJRバスとの選択になるのですが、個人的にJRバスは乗り心地が最悪で値段も高いのでありえません。WILLERは連休でも現在なら4000円近くまで下がるのでそのタイミングでとるのがいいと思います。更に平日なら確実に隣がいないので2席使えます。

さくら観光ですが、値段とクオリティのバランスがとれた非常にいい会社です。1番優れているのは4列普通の割には足元が広い点です。最安ラインはKBライナーとかになるのですが、やはり乗り心地はあまりよくありません。ここら辺は値段でほぼクオリティが変わることはないのですがさくら観光だけは頭1つ抜けている気がします。

オリオンバスのいい所は最初からリクライニングが倒されているところ、コロナ禍になってからは隣のシートとの間に仕切りが出来たところです。仕切りに関しては太っている人にとっては邪魔かもしれませんが、私なんかは体がはみ出している人間のことは本当に不愉快だったので助かっています。

まあ会社に関しては割と好みでしょう。

 

こんなところだと思います。前提として夜行バスは決して乗り心地がいい乗り物では無いので使わなくていいなら使いたくないですね。代替手段を考えるなら、時期にもよりますが
時間で言えば新幹線>飛行機>夜行バス≧鈍行
費用で言えば鈍行>夜行バス>飛行機≧新幹線
快適さで言えば新幹線>飛行機>鈍行>夜行バス
ですかね。京都→東京であまり飛行機という手段は思考から外れがちですが思ったより安く行けるので考える価値はあると思います。

4年間遠征生活大変でした。もうしばらく遠征はしたくないですね。やっぱり1番は東京に住むことです。