威風堂々

春から社会人

就活の話

私自身はそれなりにいい大学の所属で、なんだかんだボケーッとしてても就職なんて決まるもんだろうと思っていました。

 

まあそんなはずもないのですが、私自身はやりたいことも無く、日々を生きていくのも辛い、こんな状況で就活なんてしたくもないものができるわけもない。

 

ただこれは言い訳で、そういった人も結局就活はしているし、あっさりと就職先を決めてしまうのです。だからこれは本当に夏まで就活をしなかった人間の話です。

 

 

 

いきなりですが就活をしていないというのは言い過ぎです。私自身は元々公務員志望で公務員試験の勉強はダラダラと続けていましたし、公務員試験も実際に受けました。落ちたわけですが。1つしか受けないで1つだけ落ちたのでまあほぼしていないようなものです。

3月には一般企業のエントリーシートも書いていました。でもエントリーシートの書き方なんて知らないし、当然面接に行くことも無く、エントリーシートと適性検査で落とされました。5社くらい。ただこれに関しては受かったらラッキーくらいの気持ちでホワイト大手にばかり出していたので通るとも思っていませんでした。ということで一度も面接はしていません。

 

なんでそんな綱渡りをしたのかと聞かれても私自身がそういう性格だからと言うしかなく、大学も1つしか受けなかったですし、そういうもんです。結局はめんどくさかっただけです。人生を左右する場面でめんどくさいで物事を決める人間というのは本当にろくでもない人間です。自覚しています。

 

話を戻しますが、公務員を志望したのもそれが一番何も考えなくて良さそうだったから。あと給料もそこそこで土日も休み、地方公務員なら転勤もない。結局何をするかなんてどうでもよかったと言えばどうでもよかったわけです。

 

頭はそこそこいいので一次試験は通りましたが二次の面接で落ちました。一次試験は余裕とも言っていいくらいの成績だったはずなので余程面接が酷かったんでしょうか。まあ私は元々面接が苦手です。高校受験の時にも一次試験通って面接落ちということがありました。こちらは記念受験だったので別に良かったのですが今回は駄目でした。

 

 

さてここからが本題で、合格発表サイトに自分の番号がないのを見て慌てました。正直通ると思っていたので。泣きました。落ちたことに対してというよりこれからどうしようという絶望感から泣きました。正直公務員に対する思い入れなんてなかったのでそこは割とどうでもよかった。

 

その日は映画を見に行きました。映画大好きポンポさんを見てまた泣きました。なにかに一生懸命な人ってのは眩しい。それに比べて自分は…

 

夜も眠れない。私自身は元々将来への不安だけは一丁前にあったのでそれが更に増した感じです。なら真面目に就活しておけよと言われれば返す言葉もありません。私のモットーは省エネで生きることなのでやりたくない事はやりたくないのです。

 

 

さて、この時もう7月13日です。まともな人間ならばもう内々定がとっくのとうに出ている時期に私は持ち駒のひとつもなく放り出されたわけです。私自身が社会不適合者であることを正面から突きつけられたようなものです。

 

結局3時間ほどしか眠れない夜を明かしどうするか考えました。まだ募集している公務員を目指すのか。それともスパッと民間を目指すのか。私がとった選択は後者です。理由はいろいろあるのですが、1つはまず7月にまだ出願できる公務員の数なんてほぼないこと、できても決まるのは最速で10月とかになってしまうこと。次にもう今更公務員試験の勉強をする気力がなかったこと。最後に反骨心。これが大きな理由です。

 

そこまで自分語りするつもりも無いので詳しくは言いませんがとにかく私は民間に志望を移しました。きっと公務員全落ちした人と同じ選択です。私も公務員全落ちなのには変わりませんが(1敗)。

 

いろいろ考えた結果、IT業界に絞りました。これも理由はいろいろあるのですが、①私にブルーカラー(接客含む)は無理だということ、②何か技術を身につけたいということ、③将来性があることなどが大きいです。

 

ここから就活が始まります。7月半ばから始めるということで普通の人より大いに遅いスタートでした。

 

まず説明会を何社か聞きました。最終的に応募したのは6社です。適性検査などは問題なく通りました。結果としては一次面接落ち(全二次)が2社、二次面接落ち(全三次)が1社、二次面接落ち(全二次)が1社、内定をいただいたのが2社ということになりました。

 

1つ学びを得たのは面接はやればやるほど慣れてくるということです。当たり前かもしれませんが。最後の方に受けた企業の方がやはり手応えがありました。

 

 

公務員予備校の話をします。公務員試験を受けるにあたってやはり公務員予備校に行こうということで申し込みましたが、その授業のレベルの低さに驚き行かなくなりました。馬鹿のための授業という感じです。

ただテキストは良かった。私は予備校のテキストで自習しました。これで全然問題なかったです。テキストだけ購入できる講座があれば良かったです。

公務員予備校はほとんど科目の勉強が中心で面接練習は直前に迫ってきた一時期に軽くやってくれるだけだったので無意味でした。別に勉強は1人でもできるけど面接は1人じゃできないんだからそこはどうかと思います。

直前に受けた面接練習も評価は良く、実際に落ちたんだからなんの意味もなかったと言っても過言ではないでしょう。形式だけの練習でした。

結論としてはあれはゴミです。行く必要なし。

 

反省点としては自分が面接苦手なことは分かってたんだからもう少しもがくべきでしたね。後の祭りですし、そんなやる気もなかったですけど。

 

ということで色々ありましたが9/3に最後の会社から内定の連絡をいただき、就活を終えました。なんとか無職は回避し4月から東京で働くことになりました。この先の展望も何も無いですがとりあえず頑張っていこうと思います。