威風堂々

春から社会人

園田智代子というアイドル

智代子…好きだ…

 

園田智代子という人間は【かきまぜたら*ミルク】のコミュで詳しく描かれましたが友達の代わりにオーディションを受けたら受かってしまったという経緯があってアイドルになりました。ジャニーズか?

なんでオーディションを受けたかってその友達が抜けたらそのオーディションを受けるグループがめちゃくちゃになってしまうことを憂いてだったということで成り行きとはいえやっぱり園田智代子が友達思い、周りを思って生きている人間だというのがわかります。うーん好き。

本人は頑なに自分は「普通」だと言い張りますが、こんな子が普通なわけないでしょう!?!?ていうかそもそも友達の代わりにぽっとオーディションを受けて受かるんだからむしろ天性のアイドルとすら言えるかもしれません。いや言えるんです。園田智代子は天性のアイドルです。好き。

f:id:stella-l:20200106012512p:image

↑親しみやすいというかこんな女の子がいたら親しみを抱く前にガチ恋します。オタクはちょろいので。

 

 

智代子はPに声をかけられた際にチョコアイドルというレッテル?代名詞?で活動していくことを決めます。別にチョコレートが世界で一番好きとかそういう訳でもなく、「周りにチョコって呼ばれていて、甘い物が好きだから」、そんな理由です。それもこれも「普通」であることへのコンプレックスの裏返しで、何か個性がないと駄目という思いゆえのキャラ設定なわけです。そんな事しなくても智代子は可愛いよ。好き。

 

共通コミュの「ビターorスイートor・・・・・・?」ではオーディションに落ちたことから、チョコアイドルでいいのか?という葛藤で様々なキャラ設定を考えます。また、【かきまぜたら*ミルク】のコミュでは全体を通して自分のアイドルとしての在り方を模索します。つまるところ園田智代子というアイドルには最初から最後までアイデンティティが欠落しているという悩みがあります。ミリオンの徳川まつりのように完全なキャラクターを演じられたら(諸説あり)また別なんでしょうけど、ここでの智代子の悩みは「普通の女の子である園田智代子」と「アイドルでなければならない園田智代子」との差でしょう。園田智代子が「普通」の女の子かはさておいて、本人は他のメンバーと比べて自分は無個性であると思っています。本人はチョコアイドルという個性が付け焼き刃であることを自覚しているのでやっぱり自分に自信が持てないしチョコアイドルという像にどこか違和感を感じている。アイドルにどうしてもなりたくてなったわけじゃないから周りに対して引け目を感じている。智代子がたまに暴走して周りが見えてないようでよく見ている証左ですね。まあそういうところがも含めて可愛いんですが。

根本的なことを言えば急にオーディションを受けたわけで、自然体な園田智代子がオーディションに受かったわけなので付け焼き刃の個性なんてなくても彼女はやっていけるんですよ。ただ彼女はどこまでも真面目で、友達の夢ということでアイドルを重く見すぎていたところがあります。

 

園田智代子というアイドルは優しすぎるんですよね。自分が傷つかないように心の壁を厚くして誰にでも優しく接するタイプでしょうか。だからπタッチは信頼度Lv6という上から2番目のハードルの高さで、拒否のセリフもガチ拒否です。

f:id:stella-l:20200106014826j:image

↑これはこれで興奮する

 

自覚的かそうでないかは判断がつきませんが、言うなれば天性の八方美人です。ここでは八方美人をマイナスの意味で使う意図はありません。【かきまぜたら*ミルク】のコミュで語られるのは智代子が「どこかで友達の代わりにアイドルをやっている」と思っていたということです。どこまでも自分のためではなく友達のためにやっていたからPは違和感を感じた。自分のためじゃないからアイデンティティがない。その結果智代子は悩み、放クラメンバーに今までのことを謝り、新たに自分のために頑張ることを決意します。

f:id:stella-l:20200106015049p:image

そもそもアイデンティティの欠落に悩むっていうのはアイマスにおいては主人公の悩みなんですよね。アニマスでは天海春香が、デレアニでは島村卯月が周りとの差に悩み苦しみ、一度は壊れてしまいます。シャニマスはアニメ化していないのでまたどうなるかわかりませんが、このポジションがシャニマスでは赤の系譜である櫻木真乃ではなく、園田智代子に与えられている。更にいえば前の2人とは違って園田智代子は「アイデンティティがないと思っていることがアイデンティティ」と言えるまでにその事に悩んでいる。シャニマスは基本ユニットものなので、櫻木真乃が属するイルミネーションスターズはイルミネーションスターズのユニットとしての話が中心になります。その中での園田智代子個人として与えられた役目がこれだったのではないかと思います。メタ的ですがユニット中心で進んでいくため主人公が個人として主人公らしい悩みを抱かないので、その代わりに別のアイドルにその役目を担わせた結果が「アイデンティティの欠如に悩む園田智代子」という存在だったと考えることができます。

f:id:stella-l:20200106105902p:image

↑これは個性が強すぎて周りから浮いてしまった世界線の園田智代子

 

ただ最初から言っている通り園田智代子の強みはPに言わせれば「親しみやすさ」、つまり「普通」であること自体が「アイデンティティ」です。そんな技巧的な話じゃなくても園田智代子は今どきの女子高生であり、顔が良くて、いっぱい食べる、甘いものが好き、身長が1番小さいで十分個性があると思います。本人はそうは思っていないようですけど。まあ誰がなんと言おうと私は園田智代子が好きなのでそれは些細な問題であってどうでもいいですね。ちよこすき。でも園田智代子にはアイデンティティの問題が付きまとうのでそれを些細と言うと園田智代子の否定になります。これを園田智代子のパラドックスと名付けましょう。智代子Pは園田智代子のアイデンティティ欠如を肯定しつつ優しくプロデュースするというDV彼氏みたいな芸当をしなければなりません。園田智代子恐ろしい子…!